2025年11月、九州場所の三日目、二子山親方が突然丸坊主になりました。
出勤すると審判の親方衆から「どうしたんですか?」と声をかけられたのですが、
その理由について深堀していきます。
二子山部屋の新星、三田大生とは

「令和七年十一月場所、九州。
二子山部屋の若き力――三田大生関。
学生相撲で輝かしい実績を残し、
幕下最下位格付出として令和六年九月に
初土俵を踏みました。
「初土俵から破竹の勢いで番付を駆け上がり、わずか一年で十両、そして幕内へ。
部屋の新たな希望として、ファンの期待を背負ってきました。」
三田大生のこれまでの戦歴(全て勝ち越し)
- 令和6年9月場所:幕下(格付出) 6勝1敗
- 令和6年11月場所:東幕下二十八枚目 5勝2敗
- 令和7年1月場所:東幕下十七枚目 6勝1敗
- 令和7年3月場所:西幕下四枚目 5勝2敗
- 令和7年5月場所:東十両十四枚目 8勝5敗2休
- 令和7年7月場所:西十両十一枚目 11勝4敗十両優勝
- 令和7年9月場所:西十両四枚目 9勝6敗
- 令和7年11月場所:二日目・輝戦で右膝負傷により休場
三田はデビュー以来、一度も負け越しないのですが、
今回の大けがでは再出場は不可能、悔しくてたまらないでしょう
九州場所初日からの異変

三田は初日から右足を引きずるような動きをしていましたね
あさはくりゅうとの対戦も動きがいつもと違いおそかったように
見えましたし、
一気に決められてしまいました。先場所もあさはくりゅうには負けましたが、
もっと粘りがあった様に見えます。
多分、九州場所では、初日から三田の動きには違和感がありました。
立ち合いで右足の踏み込みが浅く、膝をかばうような動き。
立ち合いの鋭さがなかったのて、痛みを押して
土俵に立ち続けたのではないでしょうか?
初日から右膝をかばう動きがあったとは思えないでしょうか
二日目・輝戦で右膝の靱帯損傷

そして迎えた二日目。相手は東十両四枚目・輝関。
激しい立ち合いから、かがやきは三田のさして争いになりましたが、
うまくかわして、三田を起こしていきます。
そして、土俵際での攻防。
かがやきは今回、三田を力で起こしながら全体重をかけて
浴びせ倒しで勝利しますが、決まった瞬間、
三田の右膝がねじれ、土俵に崩れ落ちました。
その後、三田は座り込みますが、動けず、寝転んでしまいました。
ついには仰向けに倒れたままとなり動けなくなりました、
観客席は静まり返り、しばらくは、沈黙が続きます。
すぐに担架が到着し、観客や審判員、力士たちが見守ります。
土俵に担架が入り、三田は苦痛に顔を歪めながらも、
必死に表情を保ち、担架からストレッチャーに移されて退場。
土俵を離れるその様子を見て、観客からは拍手で見送りました。
力士仲間も心配そうに見送りました。
三田は、かがやき戦で右膝靭帯損傷し担架からストレッチャーで退場
したのでした。

- 診断は「右膝靭帯損傷」…無念の休場
三田は病院に緊急搬送されて診断結果は、
右膝前十字靱帯損傷ということでした。
「取組後、病院での診断は“右膝靭帯損傷”。
3日目の11日、日本相撲協会に
右膝前十字じんたい損傷で
約3カ月の休業を要する、
との診断書を提出して休場しました。
「『本当に悔しい。でも、絶対に戻る。』
そう語った三田の瞳には、
涙と覚悟が宿っていました。」
二子山親方、30年ぶりに丸坊主にした理由?

その翌日、二子山親方が突然、頭を丸めました。
それは、およそ30年ぶりのこと。
この行動には、弟子への深い想いが込められていました。
二子山親方の声、実際のコメントによりますと、
「引退も考えてしまうのではないかと…。
言葉ではなく行動で元気づけたい。
一緒に戦っているところを示したい。」
と語っており、
その言葉通り、親方の丸坊主は“共に戦う”という決意の証。
部屋の力士たちも『あの姿を見たら弱音は吐けない』と語りました。
生田目も膝の大けがで現在はリハビリ中ですが、
その時、二子山親方は丸坊主にはなりませんでしたね。
なぜ、三田の時は丸坊主にしたのでしょうか?
二子山親方は高校三年生の時以来、30年ぶりに丸刈りにしたということで、
言葉ではなく行動で元気づけたいということですが、
三田との付き合いは古く、父親の三田尚紀さんとの絆も深いのです。
尚紀さんは大田原修志館、という相撲道場を運営されていて、
栃木県大田原市立若草中学校では、相撲の指導をしていて、
2019年8月に行われた全国中学スポーツ大会の相撲団体戦では、
見事優勝して日本一という、栃木県初の快挙に貢献しています。
若草中学の卒業生を二子山部屋に入門させていることでも知られていて、
二子山親方との親交は非常に深いものがあり、三田大生は尚紀さんの
の息子なので、二子山親方にとってはかけがえのない弟子なのです。・

子供のころから父親の三田尚紀さんと一緒に育て上げた
かけがえのない力士でもあるため、普通に入門してくる弟子とは思いが違うのです
二子山親方にとっては自分の息子と同じような強い感情があるのでしょう。
それが今回どうにもこらえきれなくて気が付いたら
丸坊主にしていたということではないでしょうか
三田関の苦しみを背負い、親方は自らの姿で、弟子を励まし続けています。
二子山部屋は師匠と弟子の絆がものすごく深いものがありますね。
他の相撲部屋では考えられないことでしょう。
三田大生の父親は相撲道場運営!栃木の相撲発展に大活躍・実績と性格は?
“復活への道”二子山部屋とファンの支え。

二子山部屋。その師匠と弟子の関係にますますファンが
増えていくのは間違いなく、「二子山親方の行動には
感動して涙しました」という声もありました。
生田目も三田もケガを抱えることになってしまいましたが、
「頑張ってほしい」という声がたくさんあり、応援の熱気はますます
高くなりつつあります
二子山親方はじめ、同部屋の仲間たち、ファンの声が、
三田関の背中を押し続けています。
苦しみを力に変えて

三田は九州場所を休場すると来場所の十両残留は微妙な状況。
来年の初場所も休場するとなると、最下位に陥落して
しまうかもしれません。
一年かかって積み上げてきた番付も今回の大ケガで、
さらに落ちてしまうかもしれません。
しかし、二子山親方が付いています。
一緒に戦ってほしい、いや必ず這い上がってきてくれるはずです
膝の痛みは、土俵に生きる者にしかわからない。
しかし、その苦しみが彼を、さらに強くする。
“共に戦う”という親方の想いと、
ファンの祈りを胸に、
三田は、きっとさらに強くなって帰ってくるでしょう。
あなたの“応援コメント”が、三田関の力になります。
“復活の瞬間”を一緒に見届けましょう。
最後までご視聴していただき,
ありがとうございました
あなたのコメンをいただけると嬉しいです