皆さんは今、大相撲で静かに注目を集めている若き力士をご存じでしょうか。
その名は
藤ノ川。
今年の春場所で、なんと横綱の
大の里
そして
豊昇龍
この二人の横綱を撃破し、金星を獲得しました。
しかし藤ノ川の物語は、単なる「若手力士の快進撃」ではありません。
幼い頃に母を亡くし、
父親が男手一つで育てた少年。
その少年が成長し、
横綱を倒す力士になったのです。
さらに彼は、
土俵で得た懸賞金を父親に渡すほどの親孝行な力士としても知られています。
今回はそんな藤ノ川の
出生から現在までの人生ストーリーを
相撲ファンの皆さんに詳しく紹介していきます。
藤ノ川のプロフィール

まずは藤ノ川の基本プロフィールから見ていきましょう。
藤ノ川は京都府出身。
伊勢ノ海部屋に所属する若手力士です。
身長は約177センチ。
体重は120キロ前後。
最近の大相撲では、
180センチ後半や190センチを超える力士も珍しくありません。
その中では比較的小柄な体格ですが、
その体から繰り出されるスピードと闘志は圧倒的です。
低い立ち合いから一気に前に出る攻めの相撲。
相手が大きくても決して引かず、
真っ向からぶつかっていく姿は
多くの相撲ファンを魅了しています。
母を亡くした少年時代

藤ノ川の人生を語る上で欠かせないのが、
その家庭環境です。
彼は幼い頃に最愛の母親を亡くしました。
まだ幼かった藤ノ川にとって、
母親の死は大きな出来事でした。
残された家族を支えたのは、
父親でした。
父は仕事をしながら
家事も育児もすべて一人でこなし、
必死に子供を育てました。
そんな父の背中を見ながら
藤ノ川は成長していきます。
そしていつしか
「父を喜ばせたい」
その思いが
彼の人生の原動力になっていきました。
相撲を始めたきっかけ
藤ノ川が相撲を始めたのは、
まだ小学生の頃でした。
地元の相撲クラブに通い始めたことが
きっかけです。
体格は決して大きくありませんでしたが、
誰よりも負けず嫌いな性格。
毎日のように稽古を続け、
少しずつ力をつけていきました。
そして小学生の頃から
大会で結果を残すようになります。
周囲からも
「この子は将来、相撲で大成するかもしれない」
そう言われる存在になっていきました。
埼玉栄高校で才能が開花

藤ノ川が進学したのは
相撲の名門校として知られる
埼玉栄高等学校。
この高校は、
数多くの関取を輩出してきた
日本屈指の強豪校です。
藤ノ川はこの学校で
一気に才能を開花させます。
高校に入学した当初は
体格で劣る部分もありました。
しかし彼は
誰よりも稽古をする努力家でした。
厳しいトレーニングと食事で
体重を大きく増やし、
体も相撲も大きく成長していきます。
高校3年生になると
相撲部の主将に就任。
チームを引っ張る存在となり、
全国大会でも活躍する選手へと成長しました。
低い姿勢から一気に攻め込む相撲は
高校時代から完成されており、
強豪選手を何人も倒す姿から
「小さな巨人」と呼ばれることもありました。
全国高校相撲宇佐大会個人ベスト8、国体個人ベスト16などの実績を残しました。
高校卒業後、
大学相撲への道もありましたが、
藤ノ川が選んだのは
大相撲の世界でした。
父親への恩返しをしたい。
その思いが
彼の決断を後押ししたのです。
伊勢ノ海部屋へ入門と強さの秘密

藤ノ川は伊勢ノ海部屋へ入門します。
入門当初は厳しい稽古の連続。
プロの世界は甘くありません。
しかし藤ノ川は
持ち前の努力で実力を伸ばしていきました。
体の大きな力士にも
真正面からぶつかる相撲。
その闘志は
部屋でも高く評価されていきます。
そして番付を上げながら
少しずつ力士としての存在感を高めていきました。
横綱撃破!春場所の快挙
そして藤ノ川の名前を
一気に全国へ広めたのが
今年の春場所でした。

なんと横綱
大の里
そして豊昇龍
この二人の横綱を撃破し、
金星を獲得したのです。
横綱を倒すことは
平幕力士にとって夢のような出来事。
しかも
二人の横綱から金星。
館内は大歓声に包まれました。
まさに
新スター誕生の瞬間でした。
懸賞金を父へ…親孝行力士

しかし藤ノ川の魅力は
強さだけではありません。
彼は、
土俵で獲得した懸賞金を
父親に渡していると言われています。
苦労して育ててくれた父。
その父へ
少しでも恩返しをしたい。
その思いが
彼の行動に表れています。
土俵では激しく戦う力士。
しかし土俵を降りれば
家族思いの優しい青年。
このギャップもまた
藤ノ川の大きな魅力なのです。
将来の横綱候補
昨年の名古屋場所から四股名が
若碇わかいかりから藤ノ川に代わりましたね。
父親は甲山(かぶとやま)親方
(元幕内大碇)で伊勢ノ海部屋の
部屋付き親方です
父親と作戦を練る藤ノ川
金星獲得の瞬間
ビデオ係としてビデオ室で取組を見た。その瞬間は
「よっしゃ!」と声が出て、思わず手をたたいて喜びました。
NHKのインタビューを聞き終えてから
ビデオ室から出てきた甲山親方は「LINEの返信が終わってない。
100件以上来ました」と反響に驚いていた。
藤ノ川の動きの良さが光った一番。甲山親方は「左を差したかったと思う。右ののど輪も効いていた。横綱も本調子じゃない」と冷静に話した。今場所前は、二所ノ関部屋へ出稽古するなど対策も練っていた。
「勝つことをイメージしていたんじゃないですか、知らんけど。出稽古の後、作戦を、どういくかを話していました」と頼もしそうに振り返っていた。自慢の息子ですね。
あと弟も二人いて兄弟三人とも幕内に入るのが父親の夢ですね。
まだ若い藤ノ川ですが、
その潜在能力は非常に高いと言われています。
小柄ながらスピードと闘志を武器に
大きな力士を次々と倒していく相撲。
その姿は
まさに現代のヒーロー。
現在の番付は東前頭二枚目で
あと少しで三役昇進が目前に迫っていますね。
さらには大関や横綱候補として
期待する声も高まっています。
幼い頃に母を亡くし、
父親に育てられた少年。
その少年は今、
大相撲の土俵で横綱を倒す力士となりました。
その名は
藤ノ川。
親への恩返しを胸に、
今日も土俵に上がります。
果たして彼は
どこまで強くなるのか。
そして未来の横綱になる日が来るのか。
これからの藤ノ川の活躍から
目が離せません。
最後までご愛読していただき、ありがとうございます。
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