東白龍は台湾出身力士!稽古嫌いでも幕内に上がれるのか?
玉ノ井部屋の東白龍とうはくりゅうは現在は西十両六枚目なのですが、十両から幕内に定着できないので、気になりますね。令和三年一月に新十両昇進を果たしてから、
東白龍は令和五年十一月に前頭十五枚目に上がりましたが、その後、十両に落ちてからなかなか幕内に上がれないのです。
稽古嫌いという噂もあるので気になりますが、幕内に上がれるのか
考察してみました
東白龍は台湾出身

引用元:https://tamanoi.com/member/?id=9
東白龍(とうはくりゅう)は、東白龍の母親は台湾・高雄市の出身で、父親が日本人の白石さんです。大相撲界でも珍しい台湾出身の力士として注目を集めています。日本の相撲界にはモンゴルや東欧出身の力士は多く在籍していますが、台湾から力士が出てくるのは極めて珍しいケースです。そのため、彼の存在は台湾と日本の両国で大きな話題となっています。
本名や生年月日などのプロフィールを整理すると以下の通りです。
- 四股名:東白龍(とうはくりゅう)
- 本名:白石 雅仁
- 出身地:台湾
- 所属部屋:高砂部屋(※モンゴル力士を多く輩出してきた名門)
- 生年月日:平成8年4月17日
- 身長 182.0cm
体重 134.0kg
得意技 突き・押し
初土俵 令和元年五月場所
新十両 令和三年一月場所
新入幕 令和五年十一月場所
東白龍が台湾出身であることは、相撲界にとって大きな意味を持っています。というのも、日本の相撲は伝統文化であり、外国人力士が挑戦するには高いハードルがあります。その中で、東白龍は台湾から単身来日し、厳しい稽古と土俵生活を耐え抜いて力士として存在感を示しているのです。台湾メディアでも「相撲界に挑戦する台湾人」として紹介されることがあり、母国からの応援も厚いと言われています。
台湾出身という珍しさと同時に、彼が日本の文化にどのように適応し、力士としての地位を築いていくのかに注目が集まります。
東白龍の相撲のきっかけと学生時代の成績
5年生から葛飾区の葛飾白鳥相撲教室に通い始めました、
はじめはなかなか勝てなかったが、4学年上の翔猿を真似て変化や引き技をすると勝つことができたようですが、指導者から突き押しを教えてもいました。
中学時代は3年次に白鵬杯で優勝を経験するほど力をつけました。
高校は専大松戸高校に自身も進み[2]、全国高等学校総合体育大会相撲競技大会個人戦で2位2回・3位1回、国民体育大会相撲競技個人戦優勝1回と活躍しています。
東洋大学に進学。大学では個人タイトルを3個獲得[5]、目標としていた団体戦でも全国学生相撲選手権大会3連覇に貢献し、大活躍しているのです。
大学3年時に千秋楽パーティーに誘われた縁で玉ノ井部屋に入門しています。
東白龍は稽古が嫌い
東白龍を語る上で外せないのが「稽古嫌い」という評判です。相撲界において稽古は力士の命とも言える存在であり、「稽古量=実力」と考える親方や関係者も多いのが現実です。ところが東白龍は、周囲から「どうも稽古が嫌いらしい」と囁かれているのです。
実際、彼の稽古風景を知る人の証言によると、東白龍は稽古場で積極的に相手を取るタイプではなく、どちらかというと控えめな立ち位置にいることが多いようです。朝稽古では先輩や格上の力士に胸を借りるよりも、自分のペースを大切にしている姿が目立つといわれています。
この「稽古嫌い」という評価には、もちろん両面があります。
- マイナス面:稽古量が少なければ技術や体力の向上が遅れる可能性がある。精神的な鍛錬も不足し、土俵で踏ん張りが効かない場面が増えるリスクもある。
- プラス面:無理に稽古を重ねず、身体を休めることでケガを防ぐことができる。コンディションを重視するタイプの力士は、意外と長く相撲を続けられるケースもある。
つまり、東白龍の「稽古嫌い」は単なる怠惰ではなく、もしかすると彼なりの身体管理の一環とも考えられるのです。現代相撲は怪我との戦いでもあるため、過度に稽古を嫌うことが必ずしもマイナスにはならないのかもしれません。
東白龍は幕内に上がれるのか?

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では、稽古嫌いと言われる東白龍が果たして幕内に昇進できるのか。これが多くのファンの関心事です。
東白龍のこれまでの成績を見ると、下位の取組では突き押しのスピードを生かして勝ち星を重ねることが多い一方、力のある相手には押し切れずに土俵を割る場面も目立ちます。体格はそこまで大きくないため、重量級の力士に組まれると苦戦しやすい傾向にあります。
ただし、東白龍には「勝負勘」と「身軽さ」があります。とっさの動きで相手の体勢を崩す取り口は、稽古量の少なさを感じさせないセンスがあります。さらに、台湾出身という注目度の高さも後押しとなり、師匠や協会も彼の成長を期待しています。
実際に幕内へ昇進するには、以下の課題を克服する必要があるでしょう。
- 稽古不足の克服
- 自分のペースを守りつつも、格上相手との実戦稽古を増やすことが不可欠。
- 体重の増加と安定感
- 現状ではやや軽量級。幕内で勝ち抜くには、さらに筋力と体重を増やす必要がある。
- 精神的な強さ
- 連敗した際に気持ちを切らさず、土俵で踏ん張れる精神力が求められる。
これらを克服できれば、東白龍が幕内に昇進する日も決して遠くないと考えられます。彼の相撲はまだ発展途上ですが、ポテンシャルは十分に秘めています。
まとめ
東白龍は台湾出身という珍しい経歴を持ち、相撲界でも注目される存在です。「稽古嫌い」と評される一面はありますが、それが必ずしもマイナスになるわけではなく、むしろケガを避けつつ土俵に集中するスタイルともいえます。
幕内昇進の可能性については、課題も多いものの、持ち前の勝負勘や動きの良さを生かせば十分に夢ではありません。稽古嫌いと言われながらも結果を残すことができれば、東白龍は「台湾出身力士」として相撲史に名を刻む存在になるでしょう。
彼が幕内で活躍する姿を見られる日を、相撲ファンは心待ちにしています。