朝翠龍と朝紅龍は兄弟!読み方や四股名の由来!ボディビル力士はどっち?



はじめに

大相撲の世界には「兄弟力士」と呼ばれる存在がいます。貴乃花・若乃花の若貴兄弟や、翔猿と英乃海の岩崎兄弟など、血を分けた兄弟が同じ土俵に挑む姿は常に注目を集めてきました。

その系譜に新たに加わったのが、朝翠龍(あさすいりゅう)朝紅龍(あさこうりゅう) です。二人は大阪府四條畷市出身の実の兄弟であり、ともに高砂部屋に所属。兄弟で関取となったことで話題になりました。

さらに弟の朝紅龍は「逆三角形の筋肉体型」「ボディビル力士」としても報じられ、従来の“重量級力士”とは異なるアプローチで注目を集めています。

本記事では、二人の兄弟関係や四股名の読み方と由来、詳しいプロフィール、学生時代の実績、そしてボディビル的な肉体づくりに迫ります。


朝翠龍と朝紅龍は実の兄弟!

2人は明徳義塾高校で相撲をしており、関取に上がった時はこのよう井高校から
化粧まわしが贈呈さて手います。

https://twitter.com/suikyo396/status/1965718428238667798

相撲部屋の中で「兄弟子・弟弟子」という言葉はありますが、それは入門順や年齢に基づく序列であって血縁を意味しません。実際に血縁関係を持つ兄弟力士は希少で、歴史的にも限られています。

朝翠龍と朝紅龍は、史上24組目の兄弟関取 として名を刻んでいます。これは日本相撲協会も公式に認めている記録で、まさに偉業といえるものです。


四股名の読み方と意味

四股名は力士の象徴であり、ただの名前ではありません。

  • 朝翠龍(あさすいりゅう)
  • 朝紅龍(あさこうりゅう)

二人の四股名はいずれも頭に「朝」がついています。これは所属する 高砂部屋 の伝統で、かつての横綱・朝潮や大横綱・朝青龍を思い起こさせます。

さらに「翠」と「紅」は、緑と赤という対照的な色。翠は清らかさや品格を、紅は情熱や華やかさを象徴します。そこに「龍」を冠することで、二人の強さと迫力が際立ちます。


四股名の由来

  • 朝翠龍:「翠」という漢字は翡翠の石のように技や心を磨いて光っていくようにという思いが込められて名づけられました。翡翠のような澄んだ緑を意味し、冷静で安定した力士になってほしいですね。
  • 朝紅龍:。「朝紅」は「あさやけ」と読むことができ、どんな困難も乗り越えられるようにという意味が込められているのです。また、「紅」は燃える闘志と華やかさを表し、土俵を盛り上げる存在を期待したいものです。

師匠が兄弟にあえて色を分けたのは、「同じ血を分けながらも、それぞれ違う輝きを放ってほしい」という思いを込めたのでしょう。


プロフィール:朝翠龍(弟)

引用元:https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4285/

  • 四股名:朝翠龍(あさすいりゅう)
  • 本名:石崎 涼馬(いしざき りょうま)
  • 生年月日:2000年8月9日
  • 出身地:大阪府四條畷市
  • 身長・体重:173cm・116kg
  • 所属部屋:高砂部屋
  • 得意技:押し

学生時代の実績

  • 高校:明徳義塾高校 相撲部で活躍。
  • 大学:日本体育大学 武道教育学科に進学。
  • 2019年:全国学生相撲個人体重別選手権 115kg級 優勝
  • 学生時代からバランスの取れた突き押し相撲で実績を残す。

朝翠龍は真面目で実直な性格で、稽古場でも自分に厳しく、兄と切磋琢磨していると言われます。


プロフィール:朝紅龍(兄)

引用元:https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4101/

  • 四股名:朝紅龍(あさこうりゅう)
  • 本名:石崎 拓馬(いしざき たくま)
  • 生年月日:1998年9月24日
  • 出身地:大阪府四條畷市
  • 身長・体重:178cm・122kg
  • 所属部屋:高砂部屋
  • 得意技:押し・右四つ・寄り

学生時代の実績

  • 高校:国体少年の部で 個人3位
  • 大学: 日本体育大学 相撲部に所属し、主将を務める。
  • 大学4年時:全国学生選手権 個人3位
  • 卒業後、三段目格付出しで角界入り。初土俵で7戦全勝を飾った実績を持つ。

兄よりも華やかで情熱的な相撲を見せるのが特徴です。


ボディビル力士はどっち?

引用元:https://www.nikkansports.com/premium/sports/news/202309150000266.html

「ボディビル力士」として知られるのは 兄の朝紅龍 です。

  • 胸板が厚く逆三角形の肉体。
  • ウェイトトレーニングを積極的に取り入れ、筋肉美を磨いている。
  • メディアでも「逆三角形の筋肉力士」と紹介されたことがある。

従来の“脂肪を武器にした重量感”ではなく、筋肉による爆発力と動きの速さを追求するスタイル。これは相撲界の新しい潮流を示しているとも言えるでしょう。


兄弟の絆とライバル心

兄弟力士は本場所で直接対決することはありません。協会のルールで兄弟対決は組まれないからです。

しかし、稽古場では毎日のように兄弟対決が行われます。手の内を知る相手だからこそ、互いに妥協のない稽古が可能です。弟の朝翠龍は兄と厳しく当たり、兄の朝紅龍を乗り越えようと挑み続けます。その切磋琢磨が二人の力を引き上げています。


ファンからの注目

  • 朝翠龍朝紅龍兄弟で関取 という珍しい存在。
  • 兄の朝紅龍は筋肉力士 として異色の注目度。
  • 大阪府出身の兄弟力士として地元でも話題。

SNSでも「朝紅龍の筋肉がすごい」「兄弟そろって強い」と評判で、若い世代からの人気も高まっています。


今後の展望

兄の朝翠龍は安定感のある取り口で番付を着実に上げつつあります。弟の朝紅龍は個性派の筋肉相撲で魅せる力士。

もし兄弟そろって幕内上位で活躍する日が来れば、若貴以来の兄弟旋風として角界を大いに盛り上げるでしょう。


まとめ

  • 朝翠龍(石崎涼馬)と朝紅龍(石崎拓馬)は大阪府出身の兄弟力士。
  • 四股名は「あさすいりゅう」「あさこうりゅう」と読み、翠と紅という対照的な色に龍を冠している。
  • 兄・朝翠龍は明徳義塾高~日体大出身で学生相撲115kg級優勝。
  • 弟・朝紅龍は国体3位、日体大主将、全国学生選手権3位の実績を持つ。
  • “ボディビル力士”として注目されるのは弟・朝紅龍。
  • 史上24組目の兄弟関取として、今後の飛躍が大いに期待される。

兄弟の絆とライバル心、そして異色の肉体美。
朝翠龍と朝紅龍の二人は、これからの大相撲をさらに盛り上げてくれる存在です。