大相撲で行司が土俵でうちわみたいな道具を使って相撲の審判をして勝敗を表現しているのですが、いったいなんて言う道具なのでしょうか?
また、元々だれがどんなことに使っていたのかも気になりますので調べてみました。
大相撲の行司の仕事とは
行司さんは見ての通り大相撲の取り組みの勝負の判定をして東か西の勝った力士が出てきた方角にうちわみたいな道具を上に上げることが義務付けられているのですが力士が土俵に上がるときから降りる所までの主導権を持っているので力士は行司の言うことを聞かなくてはいけません。また力士にも階級があるように行司にも序ノ口行司から立行司までの階級があるので衣装の色や身に着けているものに違いがありますが違いが判るでしょうか。
また、そのほかにも行司の仕事はいろいろあって
- 土俵入りの時に先導し力士を誘導する
- 土俵祭の司祭(責任者)として取り仕切る
- 本場sひゃ巡業先での場内放送
- 番付編成会議の書記
- 取組編成会議の書記
- 巡業先への交通機関の切符や宿泊先の手配
- 所属部屋への番付の発送
- 冠婚葬祭時の仕切り役
- 人別帳という力士の戸籍や納税台帳の作成
などと行司の仕事は相撲の審判だけではなくてこんなにも忙しいとは
しりませんでしたし、言わば力士のマネージャーでかなりハードワークなんですね。
大相撲で行司が持っているうちわみたいな道具の名前は?
引用元:https://www.nikkansports.com
大相撲では土俵で行司が持っているうちわみたいな道具は取組前には力士の四股名を呼び、制限時間までは両力士を向かい合わせて相撲が始まれば力士が止まるとさあ、頑張れと「はっけよい」と声をかけ、動き出せば「のこったのこった」と踏ん張れよと両力士が良い相撲が取れるように勢いよく掛け声をかけます。
その際、行司がずっと手に持っているものがうちわみたいですがこの道具のことを「軍配」というのです。
軍配とはどんなことに使われていたの?
元々軍配とは勝負に勝った方に「軍配が上がる」という言い方をするのですが始まりは戦国時代など戦の時に自分の兵を指揮する道具として使われて「敵陣に進め!」「配置につけ!」という指示を大将の持ち物でした。
時代劇などで戦国武将が敵との戦いで我が軍に攻撃を命令するときに使ったのが軍配のルーツだと言われているのですが、
有名な戦国武将の武田信玄が川中島の合戦で上杉謙信の刀を軍配で受け止めたという逸話がありますから材質はかなり頑丈な鉄製で作られていたようですね。
引用元:https://www.gakubuti.net
なぜ大相撲に軍配が使われ始めた由来は?
大相撲になぜ軍配が使われるようになったかというと、そのルーツはやはり、戦国時代にさかのぼるのですが、自軍の中で兵隊同士が力くらべで相撲を取るときに行司役の武士が勝ち負けを決めるときに軍配を使うようになったと言われていてそれが現在、大相撲で行司が軍配を使うようになったルーツのようで大相撲の軍配の元は戦国時代になるということです。
まとめ
大相撲で行司が使ううちわみたいな道具の名前は軍配です。
大相撲で使われだ由来は戦国時代に兵隊同士が相撲をしたときに行司役の武士が軍配を使うようになったのが始まりのようです。
大相撲の軍配は戦国時代の相撲が始まりだということがわかりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。